ギャンブルには常にリスクがつきまといます。あなたがどんなにうまくやろうとしても、皆が勝つわけではありません。ギャンブルの性質として、誰かが負け、誰かが勝つものです。もちろん、勝てば心配することは何もありません。
しかし、負けてしまい、負けを取り戻そうとする精神状態に入った途端、状況は90度の険しい上り坂になります。ギャンブルで失ったお金を取り戻そうとすることは、K2(標高世界第2位の山)に登頂しようとするようなものです。
負け続けて負債が積み上がってしまうと、ギャンブルは大変邪悪なものとなってしまい、すべてを失わせてしまいます。
日本政府は、国民がこうした問題を抱えないよう、大変慎重になっています。もし日本でオンラインカジノの営業が始まったら、日本がより魅力的な国となるのは間違いありません。世界級のギャンブルリゾートを持つこと以上に観光業で栄える術はありません。
現状、日本国内で営業されているオンラインカジノはありませんが、ベラジョンカジノなどの海外で運営されているオンラインカジノなら日本国内から楽しむことができます。
マカオやラスベガスを見てください。常に人と観光客であふれており、カジノで生み出された何十億ドルというお金が回っている場所です。
ギャンブルの依存性
ギャンブル依存になってしまう人もいるのは事実です。感覚に訴えたり、刺激したりするものはなんでも、依存を引き起こす可能性があります。ギャンブル依存症は多く報告されており、ギャンブル障害や衝動的ギャンブル/ギャンブラーなどさまざまな名前で呼ばれています。
ギャンブル依存症の問題点は、自身をコントロールできなくなることにあります。いいと思うオッズでなくてもギャンブルをしてしまうのです。この障害を持っているのは、ピットブル犬に勝とうとして、鶏を差し向けてギャンブルしているようなものです。また日常生活や周囲の人に対しても大変破滅的なものになりがちです。
これは特に、衝動的ギャンブラーになってしまった父親に当てはまります。子供や家族を持っているということを忘れ、人生とお金をギャンブルで浪費してしまうのです。依存しているカジノやその他のギャンブル場の方に時間を使っているのです。
日本の友達から、夫に先立たれた女性と2人の子供の話を聞いたことがあります。女性はパチンコに依存するようになりました。
そして家に帰らなくなり、子供達の世話もしなくなり、1日中当たりを出すためにレバーを引く生活だったといいます。
悲しいことに、年長の子供は地元のワル集団に入ってしまい、町中での犯罪行為に手を染めてしまうようになりました。そしてついに、刺されて亡くなってしまったのです。母親はパチンコに興じており、その事件が起きてから何日も後にそのことを知ったそうです。
経済的な破綻
すでにお話ししたように、よく考えずにギャンブルをするとたくさんの問題を抱えることになってしまいます。日本の議員の多くが、一般の人に起きているこうしたことを見てきたのです。
ギャンブルは大きなビジネスであり、利益を生み経済を助けているのは明らかです。
しかしそれはカジノを運営する企業のみに当てはまる話です。自分に適切な範囲内でやりくりすらできない人には、ギャンブル合法化はより悪い状況をもたらすだけです。
なぜなら、貧しい人たちが依存症に陥り、ギャンブルが理由の借金を抱えてしまうと、もはや這い上がることができないからです。
政府はこうした人たちが生み出す金額だけでなく、そうした人たちの問題にも目を向けようとしているのです。
犯罪的な要素
ギャンブルは多くの人を惹きつけますが、悪いものも引き寄せます。ヤクザは、賭博場が営業を始めたらまず対処しなければならない組織です。彼らは、賭博場に頻繁に来る何も知らない客を狙うのです。
日本の警察は犯罪行為をある程度対処できていますが、ギャンブルが合法となれば確実にその仕事は増えることでしょう。